今日は話を聞く傾聴の仕事で都内某喫茶室に来ています。
落ち着いていて雰囲気の良い喫茶店です。
傾聴は人の話をただ聞くのではなく、注意を払って、より深く、丁寧に耳を傾けます。
自分の訊きたいことを訊くのではなく、相手が話したいこと、伝えたいことを、受容的・共感的な態度で真摯に『聴く』行為や技法です。
それによって相手への理解を深めると同時に、相手も自分自身に対する理解を深め、納得のいく判断や結論に到達できるようサポートしたり、ガス抜きや愚痴を聞いたりしています。
次の傾聴の仕事まで時間が出来たのでブログを更新したいと思います。
『手』『心』の会話で起こるすれ違い!?と聞いてどんなことを想像しますか?
コミュニケーションは言葉だけでは足らない部分がほとんどいえるでしょう。
言葉が7%、声が25%、そして身体の表現などボディーランゲージが68%という研究結果があります。
人は考えることは大切ですが、人は考えていることを伝えることはもっとも大切です。
そして、何より行動で示すことはお互いの関係において最も大切なことです。
皆さんは「聴」という漢字をご存知ですか?
「聴」という漢字は、耳と目と心で書かれています。
耳で言葉を聞き、目で身体の動き、ボディーランゲージを見ます。
そして、心で相手の気持ちを感じ取ることができるのです。
もしも、相手とのコミュニケーションでズレが起こるとしたら何が原因なのでしょう?
人間関係、特に男女関係だと、女性は気持ち『心』の話をします。(解決して欲しくない)
男性は行動『手』の解決案(作業)の話で対応してしまい、全くもってお互いの理解が生まれないのです。
相手が考え『頭』をしているなら、それに対して自分はどう考えるか『頭』で答えればいいのです。
もし、相手が気持ち『心』で話をしているのなら、自分の気持ちや感情を出すことで『心』と『心』が通ってコミュニケーションが上手く行くでしょう。
あなたに質問します。
相手が行動の話をしてきたら…。
行動は『手』です。
さて、あなたはどう対応しますか?
ヒントは「心」には「心」でしたよね…。
そう、「手」には「手」です。
『行動』の話しには『行動』の話しをするのです。
相手が行動の『手』の話をしているのなら、こちらも行動の『手』の話しをすればいいのですね。
よく彼女が彼に対して「私あなたとの一緒にいる意味があるのかしら…。あなたとの関係について考えたいの…。」
彼女にそう言われると彼はどう反応するのでしょう?
「そうか…僕との関係を考えたいのか…。きっと彼女は僕のことを嫌いになったんだな…。分ったよ。しばらく距離をおこう…。さよなら…。」
彼はそう思ってしまうのです。
彼は彼女の言葉を行動『手』の話しとして、彼女の言葉をストレートに受け取ってしまったのです。
彼女は彼に対して「私あなたとの一緒にいる意味があるのかしら…。あなたとの関係について考えたいの…。」と言っていました。
では、彼女は彼に本当は何を言いたかったのでしょうか?
男性はこの話しは”別れ話”と受け取ってしまいますよ。それが”普通”でしょう。
・自分と一緒にいる意味が無い。
・自分との関係を考えたい。
その結果「僕は彼女に嫌われた…」と男性は考えてしまいました。
そう、別れ話として彼女の話を聞いてしまったのです。
そして、彼女は彼に対しこう思うことでしょう…。
「男ってどうして”女心”が分らないのかしら…。『愛してる』ってどうして言えないのかしら!どうして”別れ話”だと思ってしまうのかしら…。」
女は彼に『愛の確認作業』をしただけなのです。
この女性が行う「愛の確認作業」こそ『心』の話しなのです。
この愛の確認作業が男性を悩ませることの一つなのです。
これから会話の中で目と耳と心を使って相手は何の話をしているか?を重点において会話をしてみてください。
きっと良い気づきがあることでしょう。
GOOD LUCK!!