結婚どころではない、２０代の８割のシングルマザーが貧困女子

いま「貧困女子」という、”貧困状態の若い女性”が増えています。

これは女性だけではなくて、同じように男性にも増えています。

しかし、仕事をして子どもを育てながら生活している「シングルマザー」はさらに年々深刻な状況になっているので『婚活』をするにも厳しい状況にあります。

貧困な環境に生まれた子どもはまた「貧困状態」になる！？

ドラマ『Woman』（ウーマン）でも、子供たちへの愛情を活力に必死で働くも生活は困窮。そして生活保護申請をきっかけに、かつて自分を捨てた実母の紗千と再会するという物語。

貧困の家庭に生まれた人は、貧困状態になるパターンが多いのも事実。

２０代のシングルマザーのおよそ８割が、年収１１４万円未満の貧困状態に置かれていると言います。

以前に、私の元に相談に来た都内に住む２７歳の女性Aさんがいました。

Aさんは、４歳と８歳のお子さんを育てています。

そして、彼女はスナックで「時給１,２００円」で働いています。

スナックで働いて、収入は月１８０, ０００万円前後。

母子家庭に支給される、手当などを加えてなんとか家計を維持しています。

Aさん曰く、

「託児所や教育費のお金がかかるので、食費をできるだけかけずにかけずに工夫して一人前のうどんを３人分けて食べたり、スープを多めに作ってモヤシや”安い食材”で腹いっぱいにさせたりしています。」

５人兄弟で育ったAさんは、家庭の経済事情を少しでも助けるために、中学卒業をするとすぐに働き始めました。

Aさんは今、高校卒業の介護士認定資格を取る勉強をしています。

Aさん曰く、

「安定した仕事に就きたんです…。」

と話していました。

Aさん曰く、

「下の子はよく夜中に起きて泣くんです。

私が働き詰めなこともあって、一緒に過ごす時間が少ないので不安になっているのだと思います。

精神的にも、金銭的にも、私１人なので、私が死んでしまったら…。とか、よく考えちゃうんです…。

だから、こんなときに頼りになる旦那がいればいいんですけどね。

婚活したいけど今はそれどころじゃないんです。

でも、行動しないとこの生活に変化を起こせないと思っているんです…。」

今の日本でが実際に通信制高校や定時制高校、さらに全日制高校でも、男女共にこうした自分で自分の食費を賄いながら、さらに家計にお金を入れるというような仕事（アルバイト）をしながら、学校に通い続けている子どもたちが増えています。

実際に、Aさんも高卒資格を手に入れられるように勉強して、一つづつクリアして、そのあとに「介護士」の資格を取るために勉強を頑張っています。

ただ、介護士も手堅い仕事ではあると思いますが、賃金水準としてはまだ低い仕事だと思いますので、奨学金を金融機関から借りたとしても、その返済がかなり重くのしかかってくる可能性が高いのです。

本来であれば、こうした困窮世帯の子どもたちの進学に対して、もっと給付型の奨学金が増えれば、もう少し楽に社会に出ていけたり、「恋愛」や「婚活」にも前向きになれるのかなと思いました。

２５歳の女性が「いまは出産は考えられない…。」という現実

（平成１８年版 国民生活白書 本文 第１章 第１節より）

なんとか働いているものの、高卒の女性の５割も正社員で働いてる人は本当に少ないのです。

実際、「非正規」で働いている若者たちは、最低賃金ぎりぎりで働いてる若者もたくさんいます。

世界に比べれば日本の賃金は高いかもしれませんが、日本は物価が高いのでフルタイムで働いたとしても、かなりギリギリの生活になってしまうのです。

それと同様に「非正規雇用」の男性たちも、最低賃金ぎりぎりで働いていたりと、実際に男性もそういう厳しい状況は同じです。

「男性年収８００万円〜１０００万円」とか「医者系の男性の方」などの婚活パーティーも多く、年収３００万円のサラリーマンの男性は参加できません。

以前に【婚活パーティーから姿を消す男たち…。】でも書きましたが、年収３００万円以下の非正規雇用の男性は、

「婚活パーティーで結婚相手を捜すのは無理だな…。それに、女性に相手にされないもの悲しいし、もう婚活系のイベントに参加するのはやめよう…。」

と思ってしまうのもわかります…。

これからの「婚活イベント」を主催する側が、婚活のあり方を変えるべき状況に来てます。

そうなると、「非正規の女性」は「非正規の男性」としか出会えないというような現状なると言えます。

「じゃあ、こうした同じ給与どうしで働いて、実際非正規なので、産休や育休取れない中で、子どもを産んで育児ができるか心配だわ…。」

と考えてしまうのです。

冷静に考えるとこれは実際の社会の状況を反映したものなので、「仕方が無いのかな…。」という感じしてしまうのもわかります。

これからの「家計」は夫婦で助け合う時代

以前に【これからの”女の生きる道”とは、年収３００万円の男性と結婚して出産後も共働きを続ける！？】でも書きましたが、「主人（彼）の給料が安くて、しばらく子どもが産めない…。」と言いがちですが、年収３００万円の男女が結婚すれば、世帯年収は６００万円になるのです。

現在の平均世帯年収の４００万円台を軽く超えますし、子どもに高等教育を受けさせるにも十分な額だと思います。

ですから、女性は年収３００万円を確保しつつ、年収３００万円の男性と結婚して、出産後も仕事を辞めずに働き続ければ、出産を諦めることはありません。

「若年女性の貧困」はどうしてここまで来てしまったのか？

今までの多くが結婚をすれば、男性が１人が稼ぎ頭になって養うのが主流でした。

ところが今は、若い人全体の賃金が下がっています。

また男性でも、非正規雇用の人たちが増えていますし、「キツく」「汚ない」「危険」な３Kの「日雇い」で働く若者も多いと言われています。

実際、非正規雇用の男性の結婚をしていない率や未婚率が高く、「家庭を養うだけの収入が得られない…。」という『未婚の男性』が増えてきているのが現状です。

女性も「収入源」を自分で稼ぐ時代

これからは「共働き」が求められる時代ですから、女性も働いて稼げないとキツイ時代になって行くでしょう。

そして、これからはさらに「貧しい人」ほど長い時間でたくさん働き続けなければならない時代は避けられないでしょうね。

まとめ

「稼ぐ力をつけよう！」

以前に【プロポーズさせニストが教える、女性が結婚するために必要な「説得力」とは！？】という記事を書きましたが、女子力を磨くことも大事だけど、自分に投資をして”稼ぐ力”をつけましょう。

悪い状態になってから「良くなろう。」としようとしてもなかなか上手くいきません…。

だから、 何でもそうですが良い状態から自分を成長させましょうね

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